「AWDが違いを生む」スバル レガシィ2021年型、走行・価格を米メディア高評価
2021年型スバル レガシィが北米で発売された。同社得意の4WDとセダン型のコンビネーションは、期待通りの優れた走行感を生み出している。雨の日のテスト走行でもまったく問題を感じさせないなど、全幅の信頼を置ける一台となった。
◆4WDが生む、ゆとりの乗車体験
新型スバル レガシィは、米コンシューマー・レポート誌が選ぶベスト・セダンの第3位にランクインしている。SUVが選ばれがちな昨今だが、同誌は目的によってはセダンを購入する方がスマートだと勧めている。一般的に、燃費やドライブの快適さなどは、セダンに利があることが多い。とくに新型レガシィでは乗車体験が向上しており、米トルク・ニュース誌はこの点に注目している。新型ではフロアのクロス材に2種類の異なるフォーム素材を充填することで、強度と軽さを両立した。さらにサスペンションを一新し、より軽量かつ路面の状況に瞬時に反応するようになっている。
スバルが得意とする4WDも、ドライバーズシートで過ごす時間をさらに快適にしている。米モーター・トレンド誌(3月17日)は、「スバルのAWDシステムは走るたびに違いを生む」と絶賛する。ロスの市街地でテストしたところ、雨の日でもトラクションに問題を感じたことは一度たりともなかったという。ライバル勢に圧倒的に多いフロントドライブと比べ、「レガシーのAWDは車軸同士のあいだでパワーのバランスを取り、コーナーで引き締まった走りをする」との評価だ。8の字のテストコースを使った走行でも、圧倒的な安定感が証明された。テストを実施した同誌記者は、「ステアリングではなくスロットルだけを使い、容易に完璧な弧に沿うことができた」と述べている。
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