マツダが初の首位、2021年版「最良の車を作るブランド」 BMW・ポルシェ凌ぐ
米コンシューマー・レポート誌が発表する「最良の車を作るブランド」ランキングにおいて、マツダが初の首位を獲得した。同誌は独自の指標で行う厳しい商品テストで有名であり、本ランキングにおいても実際に車を購入しての走行テストや幅広いアンケート調査などにより、信頼の置ける調査結果を発表している。2021年版のランキングを見ると10ランク以上の急浮上・急降下を見せるブランドもあり、波乱含みの展開となった。
◆最良の車を届けるブランド、トップ10は……
コンシューマー・レポート誌(2月18日。以下「CR誌」)が発表したランキングは以下の通り。かっこ内に前年からの順位の変動と、ブランドの総合スコアを示した。BMWとポルシェという高級路線を挟みながら、7位までの多くを日本メーカーが占めている。
1位(↑3):マツダ(80)
2位(↑6):BMW(78)
3位(±0):スバル(76)
4位(↓3):ポルシェ(76)
5位(↑10):ホンダ(75)
6位(↓1):レクサス(75)
7位(↑5):トヨタ(74)
8位(↑10):クライスラー(74)
9位(↑10):ビュイック(72)
10位(↓3):ヒュンダイ(71)
10位圏外の主なブランドとしては、11位:アウディ、13位:日産、16位:テスラ、18位:フォルクスワーゲン、21位:メルセデス・ベンツなどがある。残念ながら下位に沈んだのは25位:フォード、29位:ジープ、30位:三菱などで、最下位は32位:アルファ・ロメオとなった。
集計にあたりCR誌は、4つの指標を判断基準とした。実際に車両を購入し50回以上の評価テストを実施して導き出した「ロードテスト・スコア」、類似モデルのオーナーから寄せられた故障報告数から算出した「予測信頼性スコア」、オーナーが将来また同じモデルを買いたいかをアンケート調査で訊ねた「オーナー満足度」、そして衝突テストの結果と全グレードに標準搭載された安全装備から判断した「安全性スコア」だ。これら4つの指標を組み合わせた総合スコアの順のランキングとなっている。
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