新型スバルBRZ、走り・デザインで米メディア魅了 ターボ不在に「もっと全体を見てくれ」
◆サイズ変えずに、より美しく
磨きがかかったのは馬力だけでなく、デザインも同じだ。カー&ドライバー誌は「写真をチェックしたならば、このBRZが断然良いルックスを手にすることが理解できるだろう」と述べる。サイズをほぼ変えないという大きな制約が立ちはだかるなか、プロポーション、スタンス、力強さなど、多岐にわたる改善が施された。同誌は軽量化のためにアルミが採用されたルーフや、デザインと一体化した放熱機構など、設計上のさまざまな工夫に触れている。フロントグリル両脇に開いたスクープはパワフルな印象を演出するだけでなく、エアフローの流入口となっており、これは加熱したブレーキの冷却に用いられる。
なお、新型は従来モデルとほぼ同等の車体サイズおよび重量に収めながら、ねじり剛性を50%高めた。米フォーブス誌は、より頑強になったボディ構造のおかげで、これまでよりも速いスピードでのコーナリングに耐えられるようになったと紹介している。 剛性の向上に伴い、静音性も高まっているのは嬉しい副次効果だ。
◆登場は2021年秋
新型スバル BRZは、新型2.4L水平対向4気筒DOHCエンジンを装備する。出力は231psと、従来型よりも11%向上している。トルクも旧型比18%増と大きく伸びた。詳細は現時点で確定していないものの、米国での発売は2021年秋に予定されている。北米の自動車メディアによる予想価格は、ベースモデルでおおむね3万1000ドル(約320万円)前後となっている。
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