ホンダ インサイト2021年モデル、米で発売 鮮烈な新色レッド登場
♦︎納得の価格設定
新型インサイトは、2020年モデルの価格をほぼそのまま維持している。従来と同じくホンダセンシングのみを搭載するエントリーモデルのLXは、旧型と同じ2万3855ドル(約257万円)に設定されている。これには955ドルのデリバリー費用が含まれる。ブラインドスポット・モニターなどを追加したEXおよびツーリングは新たな価格が設定されたが、旧モデルからの価格上昇をそれぞれ500ドル(約5万4000円)に抑えた。オート・ブログ誌は、上昇分の500ドルが実質的に新たな安全装備の価格だと捉えている。
前モデルで好評だった燃費の良さはそのまま踏襲されており、米環境保護庁による推定値は市街地で23.4km/L、高速道路で20.8km/Lとなる。米技術誌のCネット(3月24日)は手頃な価格が維持されたことに加え、「燃費も依然として優れている」と評価している。
♦︎より鮮烈なレッドが登場
そのほか新モデルでは、「ラディアント・レッド・メタリック」が新色としてラインナップに加わる。これまでクリムゾン・パールと呼ばれる落ち着いたトーンのレッドが設定されていたが、新色はより躍動感のある明るい色彩とした。
上位グレードのツーリングでは、既述の安全装備に加え、さらに快適性が追求されている。シートは本革製となり、運転席は8ウェイ電動式のものを装備する。空調では室内空間を2つのゾーンに分け、それぞれ自動で温度管理が行われる。コネクティビティではアップル・カープレイとアンドロイド・オートの規格にEX以上のグレードで対応している。
2021年型ホンダ インサイトは3月23日に発表され、翌24日からすでに米ディーラーでの販売が始まっている。
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