7400万円は少ない? アマゾンの豪火災への寄付に非難の声 額以外の理由も
オーストラリア南東部では昨年9月ごろから森林火災が続き、少なくとも28人が死亡、10億匹の動物が犠牲になっている。支援のために世界のセレブや富裕層などが多額の寄付を表明しているが、その一人であるアマゾンのジェフ・ベゾス氏に対し、怒りの声が上がっている。
◆たったそれだけ? 稼ぎに見合わない額
ベゾス氏はインスタグラムで、豪森林火災の犠牲者を援助するため、100万豪ドル(約7400万円)を寄付すると発表した。この投稿には10万件を超える「いいね」がついたが、果たしてこの額が適正なのかという議論が沸き起こった(『マーケット・ウォッチ(MW)』)。
ベゾス氏の純資産は1174億ドル(約13兆円)とされている。2018年を基準にすると、100万豪ドルは、ベゾス氏が5分間で稼げる額と揶揄するメディアもあり、金持ちなのに寄付額があまりにもけち臭いと見られている。ウェブ誌『Vox』も、以前からベゾス氏は世界で最もケチな富裕層の一人として批判されており、2000年から2017年の間にたった2億ドル(約220億円)しか寄付していないと指摘している。
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