マツダ「CX-30」、インテリアに感嘆する海外誌「感動的」「素朴ながら洗練、非常に上質」
♦︎素材からにじみ出る高級感
MAZDA3との関連性に加え、CX-30を語る上でもう一つのポイントになるのが高級感だろう。上質な雰囲気を醸し出すマテリアルや、光沢を帯びたデザイン要素をふんだんに導入したCX-30は、価格を超えた価値を感じさせるモデルとなっている。高級車の潜在顧客の取り込みさえマツダは狙っているのではないか、とテレグラフ紙は読む。具体的にはボルボ XC40とBMW X2のほか、普及価格帯の日産キャシュカイ(日本名デュアリスに相当)などにとっても強力なライバルになる可能性があると同紙は見ている。
ボディだけでなく、インテリアについてもデザインは好評だ。米カー&ドライバー誌(12月13日)はマツダのインテリアデザイン一般について、外観に引けを取らないほどクリーンだと評価している。「素朴ながら洗練されており、手に触れるマテリアルは非常に上質だ」と表現する。さらに、あえてアナログ式を多く採用したインパネも、直観的だとして肯定的な評価の一因となった。総じてほかのマツダ車と同じく、まぎれもなく魂動デザインらしさを感じさせるモデルだとの評価だ。
♦︎一部モデルは2020年1月から販売
エントリーモデルの20Sはガソリンエンジンの2WDまたは4WD駆動となり、トランスは6速ATとMTから選択する形となる。国内におけるメーカー希望小売価格は、税込239万2500円からの設定だ。このほか、安全装備を拡充した20Sプロアクティブ、長距離向けにさらに快適装備を充実させた20Sプロアクティブ・ツアーリングセレクション、レザーシートを採用した上位モデルの20S Lパッケージを用意する。さらに、上位エンジンを搭載したXDシリーズおよびXシリーズがラインナップに加わる。いずれもすでに国内で販売中だが、Xシリーズのみ2020年1月下旬の販売開始を予定している。
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