マツダ「CX-30」、インテリアに感嘆する海外誌「感動的」「素朴ながら洗練、非常に上質」
マツダが10月24日に発売したCX-30は、定評ある同社の魂動デザインを人気上昇中のSUVに適用した戦略的なモデルだ。洗練された意匠で定評を持つMAZDA3をベースに、これまで以上に快適な室内空間を持たせた。国内販売価格240万円というSUVとしては控えめのレンジながら、価格を超えた高級感を感じさせるモデルとして海外での評価も高い。
♦︎まるでSUV版のMAZDA3
CX-30を一言で表すならば、MAZDA3の兄弟分といったところだろうか。ファストバックとセダンの2タイプで展開する同車種のデザインを引き継ぎつつ、近年人気を集めるSUVのスタイルで登場した。米モーター・トレンド誌(12月19日)は、CX-30は「シャープなスタイリング、楽しみに満ちたドライビング特性、多くのテクノロジー、そして感動的なまでのインテリア」を備えていると評価している。MAZDA3の購入を検討していながらも、できるならクロスオーバーを手に入れたいような層にアピールするだろうとの予想だ。実際にテストドライブを行ったところ、SUV化によって走りの軽快感が損なわれたという印象は受けなかったという。
英大手紙のテレグラフも、CX-30は「まるで実績を重ねてきたMAZDA3ファミリー・ハッチバックのようだ」と述べ、デザインの近似性に注目している。人気車種のSUV版とも言えるCX-30では、ヘッドルームおよびレッグルームに余裕が生まれたことから、より快適な室内空間に仕上がった。細かな点を上げれば分厚いドアパネルが若干邪魔に感じられるなど不満もあるが、確かなサスペンションが揺れを抑えるなど、全体として乗り心地は良好になっているとの評価だ。
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