出会い系アプリTinder なぜ世界で爆発的人気?“脈ありか、1フリックでわかる”海外紙報道
株式会社エウレカは、日本と台湾において、自社の出会い系アプリ『Pairs』のユーザーが100万人を超えたと発表した。
『Pairs』は、2012年10月にリリースされた、Facebookを利用した恋愛・結婚マッチングサービスだ。
【安全な出会いを求めて】
『Pairs』ユーザーの内、30万人は台湾ユーザーであり、台湾ユーザーの25%は、実際には香港、マレーシア、シンガポールからのユーザーである、と同社は『Tech in Asia』に述べている。
アジアのユーザーは、ネット上の出会いに対して慎重である。『Pairs』は、アジアにおける出会い系アプリNo.1を目指し、Facebookを活用した安全な出会いを謳っている。また、24時間体制で、カスタマーサポートを行い、委託業者による投稿監視を行っている。公的証明書による年齢確認も実施している。
【旅先でも『Tinder』】
海外で絶大の人気を誇るデートアプリは『Tinder』である。『Pairs』と同様、Facebookと連動しているため、見知らぬ人との出会いに付随するリスクを軽減してくれる。ユーザーは、次から次へと現れる異性の写真を左右にスワイプする。好みの相手がいたら右へスワイプしていいね!をし、もしも相手もいいね!をしたならばマッチングは成立する。
カジュアルに出会いを楽しむことができる『Tinder』だが、旅先にも欠かせない、とYahoo Travelは述べている。
味気ないルームサービスの代りに楽しい夜を過ごしたいなら、地元の人しか分からない面白い場所に行ってみたいなら、『Tinder』のデート相手に連絡しよう。彼に送るメッセージはこうだ。「何月何日までここにいるの。ガイドしてくれない?」
バーに座って見知らぬ人に声をかけられるのを待つよりも、『Tinder』を使うほうが効率的で安全、と同記事は述べている。
【相手に気があるのか見分けられない】
出会い系アプリが世界中の人々を引き付けるのは何故か。科学的な根拠がある、と『Dailydot』は指摘している。
カンザス大学による調査は、ヒトは相手が自分に気があるか見分けることができないことを明らかにした。
同大学の調査では、52人の見知らぬ人同士が10分間、お互いに気を引こうとするのを観察した。調査対象の男性は、気を引こうとするサインの36%、女性は18%しか、読み取ることができなかった。
『Tinder』のような出会い系アプリは、相手に気があるのかないのか判断する厄介な作業を恋のゲームから取り除いてくれた。相手のロマンチックな気持ちや性的な興味を推し量る作業を、親指で一瞬にして簡単に読み取れるようにしてくれた、と同メディアは指摘している。