スマホ連動の新ウェアラブル「JINS MEME」、来春発売 “アメリカ発売はいつ?”と海外も注目
アイウェアブランド「JINS」を展開するジェイアイエヌは13日、世界初の三点式眼電位センサーを搭載した「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」を来春発売すると発表した。
眉間、鼻パッド、耳かけ部分の三点式眼電位センサーで視線移動とまばたきを測定。Bluetooth経由で、ウィンドウズ、iOS、アンドロイドと連動するスマートフォンアプリと通信するという。
田中仁社長は、これまでのメガネは「外を見る」ためのものだったが、JINS MEMEは「内を見る」ためのものだと語る。
価格は未定だが、7~10万円となる見込み。今秋には開発者向けアプリ開発キット(SDK)を公開するという。
【眼電位センサーを搭載した、初の消費者向けメガネ】
同社はJINS MEMEを、「眼電位センサーを搭載した、初の消費者向けメガネ」と位置づけている。
重量は約36グラムで、「ウェリントン」「ハーフリム」「サングラス」タイプの3種展開。度付きレンズに交換することもできる。最大8時間のバッテリー内蔵で、ヘッドバンドのアタッチメントを取り付ければ16時間まで利用できる仕様。また、目線を左右に動かすことで、スマートフォンの画面をスクロールできる。
同社は「ビジネス」「ドライブ」「フィットネス」の3シーンでの利用を想定している。仕事中の眼の疲労度や、運転中の眠気や集中力などを測定・警告できるほか、フィットネスシーンでは歩数や消費カロリーも測定できるという。
【海外の報道「アメリカでも発売してほしい」】
米『PCワールド』は、一見普通のメガネにみえるが、多彩な機能を持つと報じた。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、「汝自身を知れ」という古代の哲学者のアドバイスに従いたい者に向けた、現代的なメガネだと紹介した。
テック系情報サイト『engadget』は、昼間のスランプ対策にパーフェクトと評した。ただ、アメリカでの発売についての言及がなかったことは残念だとして、ぜひ輸出してほしいと期待をこめている。
【海外インターネットユーザーの反応】
ソーシャルニュースサイト『reddit』では、下記のような意見が挙がっている。
・開発者キットの提供も予定されているのか。素晴らしい!
・データ収集のためのデバイスとしては、とても格好いい
・視線移動やまばたきがアバターに表示されるなんて、ソーシャル・バーチャルリアリティーにとってすばらしいこと
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