ついに大阪で旅行者向け無料Wi-Fi利用可能に 歓迎だけじゃない海外の反応、その理由は
大阪府は、大阪府全域44ヶ所(163アクセスポイント)にて無料のインターネットアクセスを提供するOsaka Free Wi-Fiと、Osaka Free Wi-Fi Liteの導入を開始した。このサービスは、大阪に訪れる外国人観光客にとっても便利なものになるであろうと期待されている。
【大阪府が導入した旅行者向けWi-Fi、その特徴とは?】
CNET ASIAによると、2014年12月までには、Osaka Free Wi-FiとOsaka Free Wi-Fi Liteが使用できる場所は3000ヶ所(8000アクセスポイント)にまで増えると予想され、観光地、鉄道、小売店といった数多くの場所にて使用可能になるとみられる。このサービスは、Apple、Android、Windowsデバイスで利用可能とのことである。
日本で無料Wi-Fiスポットを探すのは難しいことではないが、多くの場合、事前登録を必要とし、また、インターネットを使用したい場所で、Wi-Fiが使えるとは限らない。
Osaka Free Wi-Fiサービスを利用するには、ユーザーは、30分ごとにemailアドレスを入力し、ログインしなければならないが、使用時間に制限はない。
しかし、Osaka Free Wi-Fi Liteしか提供しない場所もあり、その場合は、使用時間は1時間に制限され、15分ごとにログインし直さなければならない。
15分、もしくは30分ごとにログインし直さなければならない面倒くささは、魅力的でないかもしれないが、大阪府内で無料のWi-Fiが使えるということは、観光客が急いでインターネットを使用したいとき、大いに便利である。
大阪を訪れる外国人観光向けの情報サイト、OSAKA-INFOでは、サイトのキャラクター大阪ボブ(Osaka Bob)が、同サービスを英語で紹介している。
【大阪府のWi-Fiサービスについて、外国人からの反応は?】
この件に関して、アメリカ大手ソーシャルニュースサイト『レディット』には、1000件以上のコメントが集まった。多くの歓迎の声や、セキュリティに関する懸念に加えて、自分の住む国のWi-Fiに関する情報も寄せられた。
・大きなニュースですらないよ。台湾は2008年以降、全ての大都市で、その年全域で利用可能な無料Wi-Fiを導入している。全ての観光客にも無料で提供されているよ。旅行先の全ての都市でも、同じアカウントが使えるよ。全ての都市の全鉄道にある無料Wi-Fiに加えて、公共のUSBや、コンセント、ラップトップステーションもあるよ。だからいつでも、そういったものに接続することができるんだ。混雑している場所、例えば元宵節といった大衆的なイベントでは、全ての携帯プロバイダーは携帯用のアンテナさえ設置していたよ、30万の人々が同じ場所にいたけど、僕は完全なデータを持っていた。
・オランダのゼーランド州では、ほとんど全ての町や都市で、1mbpsの無料Wi-Fiが使用できるよ。家が20しかない、最も小さい町でさえ、Wi-Fiが使えたわよ。90kmのバイクライドで、少しに道に迷ったかな、と思った時、グーグルマップをチェックできて、とても良いわよ!
・フィンランドのオウル市では、10年とちょっとの間、PanOULUとして知られる無料Wi-Fiネットワークが存在するよ。オウル大学のリサーチプロジェクトとして、最初は20アクセスポイントのみ提供され、町の中心部のショッピングセンターのみでWi-Fiを使えたんだ。今日では、1000のアクセスポイントが提供され、オウル市内のローカル空港も含め、多数の場所がカバーされているよ。その実施の規模は、大阪の様な都市と比べるとおそらく小さいだろうけど、それでも注目すべき偉業だと思うな。