【緊急着陸】旅客機のドア、飛行中に突然開く
「乗るのが怖い」という人も多いですが、実は飛行機は「世界で一番安全な乗り物」とも言われています。
しかしひとたび緊急事態が発生すれば、その緊張感や恐怖は相当なもので、大惨事にもなりかねません。
そんな中2023年6月、ブラジルである旅客機のドアが、飛行中に突如開くといった驚きのアクシデントが発生しました。
航空メディアのFL360aeroがTwitterに投稿した動画からは、後方のドアが全開となり、広大な大地がすぐ目の前に広がる様子が伺えます。
That was a Moment of grave concern when the door of the Brazilian music band Tierry’s Bandeirante EMB-110 plane opened with the singer’s team in mid-flight.
— FL360aero (@fl360aero) June 13, 2023
The aircraft was traveling from São Luís and had to make an emergency landing. No injuries reported.#safety #aviation pic.twitter.com/4lfvoZcQQd
飛行機に乗っていたのはブラジル出身のシンガーソングライター、ティエリーさんのバンドメンバーでした。
『NEW YORK POST』によると、サン・ルイスでのライブを終え、サルバドールへ戻るために飛行機を利用しており、離陸からわずか30分後の出来事だったといいます。
なおティエリーさんは別の便で先に帰っていたため、搭乗していませんでした。
パイロットたちはすぐに、サン・ルイスのウーゴ・ダ・クーニャ・マシャド国際空港に引き返し、緊急着陸。
乗客たちは皆、落ち着いて座席に座っていますが、その恐ろしさはただものではなかったことでしょう。
コメント欄には「もっと高度が高い位置でこれが起こっていたら、気圧で5秒以内にみんな意識を失っているよ」「みんなパニックになっていないのがすごい」など、驚きの声が寄せられています。
当局は現在、事故の原因について調査をしていますが、幸いにもケガ人は報告されていないということです。