「牡蠣に当たる」は「柿に当たる」? 日本語の同音異義語に外国人が困惑

日本人が普段、何気なく使っている言葉でも、外国人からすると違和感を抱くことがあります。

フランス出身で、現在は日本で暮らすYouTuberのオレリアンさんは、日本語の同音異義語に困惑したことがあったのだとか。

オレリアンさんは、自身のYouTubeチャンネル「Bebechanチャンネル」やTwitterなどで日本と母国との違い、日本に住んでいて感じたことなどを投稿しています。

オレリアンさんがTwitterに投稿したのは、「牡蠣に当たったことがある」の言葉を勘違いしていたというもの。

「牡蠣に当たる」という言葉は、有毒なプランクトンを摂取していた牡蠣を人間が食べることで、下痢や嘔吐などの症状に襲われることを意味します。

オレリアンさんは初めてこの言葉を聞いた時、「牡蠣に当たったことがある」ではなく「柿に当たったことがある」と勘違いしていたそうです。

民話の1つ「さるかに合戦」の中には、猿がカニに柿を投げつける場面が出てきます。

そのためオレリアンさんは、「日本では『さるかに合戦』のように、本当に柿を投げられることがあるのか」と、驚いたことがあると振り返りました。

日本語の同音異義語は、外国人には少々難しいのかもしれません。

ちなみにオレリアンさんによると、フランス語にも同音異義語はあるそうです。

例えば、読み方が「ヴェール」の場合。

スペルと意味がそれぞれ異なる、「vert(緑)」「verre (コップ)」「ver (虫)」があるといいます。

フランス語を勉強している日本人が勘違いしてしまいそうですね。

ただオレリアンさんは、「今回のツイートのように、こんなに綺麗に誤解してしまった経験は初めてでした」と、日本語の難しさを実感したと明かしました。

国が違えば、言葉はや読み方は変わってくるもの。

外国語を学ぶ人にとっては、意味を大きく勘違いしてしまうケースもあるようですね。

Text by 浅田 一