日本車が6車種も アメリカでよく盗まれる車トップ10

2020年式ホンダ シビック セダン ツーリング|本田技研工業

 新車を選ぶ際にはデザインや性能など、かなり入念に下調べをしたいものだ。そのうえで意外と見落としがちなのが、どれだけ盗まれにくく安心して乗れるかというポイントだ。

 米NPOの保険犯罪機構は、捜査当局から寄せられたデータをもとに、盗まれやすい車種のランキングを発表している。最新の2019年のデータでは、人気のピックアップトラックだけでなく、いくつかの日本ブランドも多く盗難に遭っていることがわかった。需要の証でもあり、必ずしも不名誉というわけではないが、ひとつのデータとして頭に入れておきたい。被害台数のランキングを10位から順に見てみよう。

◆10位:ホンダ CR-V

2020年式ホンダCR-Vハイブリッド|本田技研工業

盗難台数:1万94台
最も盗難の多い年式:2001年

 ホンダからは都合3車種がランクインしており、その一つがファミリー向け4ドアSUVのCR-Vだ。FFと4WDを選択できることも相まって、雪の多いミネソタ州などでとくに人気が高い。多くのモデルが盗難防止機構を備えているにもかかわらず、年間1万台以上が悪事の被害に遭っている。

◆9位:GMC ピックアップトラック

2021年式GMCシエナ デナリ|GMC

盗難台数:1万1164台
最も盗難の多い年式:2018年

 ランキングはフルサイズのピックアップトラックを1車種と扱っており、GMC製の該当種を合わせて9位となった。ライバルのシボレーと比べると、ワンランク上の乗り心地を提供する。荷台の積載量もたっぷり用意されており、アラスカやミネソタなど、屋外での労働人口が多い地域で重宝されている。

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Text by 青葉やまと