「最高の国」ランキング、日本2位 起業家精神は1位 米誌
2021年版「最高の国レポート」において、日本は総合スコアで99.1点を獲得し、総合ランクで首位カナダに次ぐ2位となった。昨年の3位から1ランク上昇した。カテゴリ別では、文化的影響力が世界5位と評価されたほか、起業家精神が世界トップとなっている。同ランキングはUSニューズ&ワールド・レポート誌が毎年選定しているもので、今年で6回目を数える。
◆78ヶ国中2位に
ランキングは世界的な影響力を明らかにするもので、ハード面のみならず総合的な指標で各国の価値を分析することを目的とし、78ヶ国を対象に順位づけが行われた。総合ランキングのトップ10は次のようになった。欧米諸国が並ぶなか、日本はアジアから唯一の入選となっている。
1位:カナダ
2位:日本
3位:ドイツ
4位:スイス
5位:オーストラリア
6位:アメリカ
7位:ニュージーランド
8位:イギリス
9位:スウェーデン
10位:オランダ
調査は世界1万7000人以上の個人を対象にしたアンケートをベースにしている。76項目の評価項目に対し、それぞれの国との間にどれくらいの関連性があると思うかを回答してもらった。評価項目はさらに10のカテゴリにグループ化され、「冒険(旅先としての刺激)」「俊敏さ」「文化的影響」「起業家精神」「伝統」「将来の成長見込」「ビジネスの容易さ」「パワー(外交・軍事)」「社会正義」「人生の質」の分類ごとにスコアを算出している。各スコアは正規化を行い、項目間で比較できるよう統計的に処理された。カテゴリごとのスコアに重みづけを施し、最終的な総合スコアを算定している。
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