「来年行きたい国」調査でわかった日本避ける欧州人 難点はどこに?
7~8月、ヨーロッパの国々は夏休み期間だ。夏はやはり思い切り羽を伸ばす季節で、今年のコロナ禍のなかでも国外へ旅行する人たちは少なくなかった。秋になったら新規感染者がどう変化するか心配だが、国境をまたがず国内にとどまる人も多い。ヨーロッパも含めて世界では「今年は我慢しても、来年こそは!」と思っている人も多数いる。
◆2021年に行きたい国は?
イギリスの大手旅行代理店クオニは、その2021年に行ってみたい国について131ヶ国を対象に調査した。2020年4月、対象国でグーグルの検索に使われた「●●(目的地の名前) 2021」「●●(目的地の名前) 休日 2021」というワードを調べ、その国で最も検索された目的地を2021年に1番行ってみたい国とした。結果は下の図にある通り。各国名の上にブロック体で大きく表記されているのが1番行ってみたい国だ。
世界全体で見ると、最も検索されたのはアラブ首長国連邦(11ヶ国が選出)、次いでアメリカ、カナダ、カタールの3国(それぞれ8ヶ国が選出)、そしてエジプト(6ヶ国が選出)だった。
ヨーロッパは、インドとスリランカの南西に位置するモルディブ島を最も検索した国が5ヶ国と目立った。またエジプトを選んだ国が3ヶ国、インドネシアのバリ島も3ヶ国が選び、アフリカ・マダガスカルの東にあるモーリシャス島を選んだのが2ヶ国となった。アメリカとカナダの両国で検索が最多だったのは日本だった。またガーナでも日本が最も検索された。
もちろん本調査のみで判断できないが、北米の日本人気は明らかで、ヨーロッパではそれほどでもなかったのはなぜだろう。
- 1
- 2