生きるために危険な漁に向かう少女のために、今私たちができること
世界には苦しい状況にある子どもたちがいて、多くの人はそのことに心を痛めています。しかし、その窮状について知っていることは、漠然としていることも多いのではないでしょうか。
まずは、「あるカンボジアの少女」を知ることからスタートしてみましょう。
少女の名前は、セニャン。彼女が暮らすカンボジアは、大規模な干ばつに襲われました。川は干上がり、草木は枯れてしまいました。干ばつの影響で、カンボジアの貧困に苦しむ人々の生活は、更に過酷なものに変わりました。多くの子どもたちが、生きるために働かなくてはならないのです。
セニャンは、生きるために働かなくてはならない子どもの一人です。お父さんは病院に行くお金がなく、マラリアで亡くなってしまいました。お母さんは悲しむ暇もなく、生きるために漁に出かけます。
漁には、セニャンも付いていきます。漁は危険と隣り合わせで、何度も怪我をしたそうです。漁に出かけ、溺れて亡くなる子どももいます。
干ばつの影響で、水位が下がり漁場は遠くなり、獲れる魚も10分の1に減ってしまいました。そのため、危険な漁から戻ってもセニャンは空腹のまま過ごしています。
そんな苦しい中でも、セニャンはお母さんに言いました。
セニャンは、幼い時から漁をして生活をしているので、学校に行ったことがありません。そんな苦しい中でも、自分のことよりも家族を助けたいという、ひたむきな思いがこの言葉には詰まっています。
セニャンのような世界の苦しい状況にある子どもたちのために、今私たちにできることはないのでしょうか? その一つがチャイルド・スポンサーシップへの参加です。
世界の子どもを支援するチャイルド・スポンサーシップは、子どもの健やかな成長を中心に考えながら、子どもの住む地域全体の教育、保健衛生、水資源開発、 経済開発、農業など継続的な支援活動を約15年かけて実施し、地域の過酷な貧困の悪循環を断ち、子どもの人生を変えていきます。
そして、チャイルド・スポンサーシップに参加をすると、支援地域に住む子ども「チャイルド」との出会いが待っています。手紙でのやりとりや、年に1度、チャイルドの写真つき成長報告が届くなど、心のつながりを持ちながら、支援(寄付)の成果を実感することができます。手紙には翻訳がつくので、日本語でも子どもとの交流ができます。
世界の子どもの支援は遠い世界のことで、自分の行動で何が変わるわけでもない、と思っていませんか? 1日150円(月4,500円)で、あなたも世界の子どもたちを助けることができます(寄付金控除等の対象)。
自販機で150円の飲料水を毎日買っているとしたら、それをマイボトルに変えて寄付を始めるだけで、子どもたちの未来が変わります。