血まみれにの体をむさぼり食べていた… ホッキョクグマに襲われた猟師が死亡
画像はイメージ(Weith / Wikipedia Commons )
猟に出ていたハンターが野生動物に襲われ、残念ながら亡くなる事故が発生しました。
【動画】首には7.6cmにもおよぶ犬歯の傷跡… ホッキョクグマに襲われた猟師が死亡
世界の動物による被害を紹介するYouTubeチャンネル「Final Affliction」が伝えています。
猟師がクマに襲われ死亡
ある5月の朝、従弟同士だというトークさんとナットさんは、カナダの北極圏にある先住民族の集落でアザラシ猟をしていました。
冬場は世界のなかでも最も寒さが厳しく、春ごろからアザラシが氷上に現れ始めるといいます。
当時、スノーモービルで1時間かけ、居住地から約76km離れた地点でその機会を待ち伏せしていたトークさんたち。
すると突然、背後から低い唸り声が聞こえたため振り返ると、そこには1頭の巨大なホッキョクグマが立っていたのです。
とっさに2人は体を丸めて身を守る体勢に。
クマはそんな彼らにどんどん近付くと、最初は至近距離から不思議そうに匂いを嗅いでいたそうです。
その間に、トークさんは隙を見てゆっくりと転がりながらスノーモービルへ。
クマがナットさんに詰め寄る光景を目撃したトークさんは、助けを求めに急いでスノーモービルを走らせました。
ところが数分後に「やはりそれは間違いだ。自分が助けなければ」と思い直したトークさんが現場に戻ると、そこにはすでに息絶えた姿のナットさんが。
クマは血まみれになった彼の体をむさぼり食っていたといい、トークさんは深い後悔と恐怖にかられました。
検死の結果、ナットさんの首には7.6cmにもおよぶ犬歯の傷跡が見つかったほか、背骨も折れていたため、抵抗できない状態だったと考えられています。
「食物連鎖の頂点」と呼ばれるほど獰猛で、体重は360kg、体長は3mを超えると言われるホッキョクグマ。
この痛ましい事故に対し、ネット上では「ハンターなのだからトークは撃つべきだった」「スノーモービルで突撃するとか威嚇射撃をするとか、他に救う方法があったはず」「パニックになって思考が停止してしまったのか」「さすがに置いていくのはひどいよ」など、トークさんへの疑問が続出しました。
ほかにも「彼は重い十字架を背負って残りの人生を過ごすことになる。それはとても辛いことだ」「罪悪感半端ないだろうな」「襲われている間、仲間がスノーモービルで走って行くのを見るのはかなりショックだっただろうな」「ナットさんが気の毒。ご冥福をお祈りいたします」といった声も寄せられています。




