頭皮は剥がれ落ち… クマに襲われた女性が危篤状態
画像はイメージ(Francis C. Franklin/ Wikipedia Commons )
短期間勤務するリゾートバイトの女性がクマに襲われ、頭皮が剥がれ落ちるほどの重傷を負う事故が発生しました。
世界のクマ被害を紹介するYouTubeチャンネル「Scary Bear Attacks」が伝えています。
リゾートバイトでクマによる重傷事故
アメリカ・ユタ州に暮らしていた当時21歳のアビ・シスクさんは、アラスカ州アンカレッジにあるリゾート地キーナイ・プリンセス・ウィルダネス・ロッジで夏のアルバイトをしていました。
「アラスカの大自然を見ながらお金を稼ぎ、日頃得られない経験を積みたい」と動機を語っていたそうです。
そんなアビさんは真面目に働きつつもユーモアがあり、すぐに上司や同僚と打ち解け、周りからの評価も上々でした。
ある晩、勤務が終わりロッジの周辺を1人で散歩していたアビさん。
彼女は茂みからガサガサと何かが動く音が聞こえ怯えるも、それが巨大なグリズリーベアだと気付いた時にはすでに至近距離に迫っていました。
その頃、ロバート・ヴィンサントさんは娘とともに車で出先からロッジに戻ったところでした。
外で誰かの声を聞いた彼でしたが、当初は「酔っ払いの若者が騒いでいるのだろう」と思ったそうです。
しかしそれが動物の低い唸り声と女性の叫び声だと分かり周辺を確認すると、クマが四つん這いでアビさんに乗り地面に押し付けているのが見えました。
さらにクマは彼女の頭をしっかりと口で捉え、小道を引きずります。
ロバートさんは勇敢にクマに立ち向かうと、怒鳴りながら威嚇。
クマは驚いたのかアビさんを放し、深い森の中に姿を消しました。
アビさんは意識があったものの大量に出血しており、ロバートさんは娘に通報を依頼。
すぐに医療資格を持つロッジの従業員が駆け付け、応急処置を施しました。
アビさんは全身に傷を負っていたほか、頭皮の一部が剥がれ落ちるほどの重傷で大病院へ搬送。
医師らが手術を行うも危篤状態が続いているということです。
これを受け、ロッジは観光客と従業員に対し規則を厳格化し、夜間は1人で施設周辺を歩くことを禁止しました。
事故に対し、世間からは「勇敢に立ち向かった男性はヒーローだね」「クマのせいではない。夜間に1人で森を歩いている方が悪い」「女性が回復しますように」「頭皮が剥がれ落ちるってどれほど痛かっただろう」「痛々しくて想像もできない」「アラスカ=クマのようなもの」「自分は大丈夫って思わない方がいい」といった声が寄せられ、人々を震撼させました。




