体の半分が食べられていた… クマに襲われたロシアの村人が死亡
画像はイメージ( Jess Johnson / Flickr )
寒さが厳しいロシアの村で起こったクマ被害の話題を、イギリスメディア「Reuters」およびYouTubeチャンネル「Scary Bear Attacks」が報じました。
クマに襲われた村人が死亡
事故が発生したのは、冬場は氷点下40℃まで下がり極寒の地として知られる、極東部マガダン地方に位置するヴェルネイ・サムチョンという村です。
2024年5月8日、41歳の男性が森の奥地で釣りをしていました。
1日中釣りを楽しんだ彼は、夕暮れとともに帰宅することに。
ところが停めていた車がエンジントラブルに見舞われてしまい、仕方なく徒歩で帰宅することにしたそうです。
しかし林道を歩いていた彼は、茂みから現れたヒグマに遭遇してしまったのです。
翌朝、男性が帰宅せず連絡が取れないことを心配した家族が当局に通報。
捜索隊が彼の車を見付けるも、中には誰もいなかったことで事態はより深刻化します。
さらに彼らは森の中を捜索すると、手足の骨が折れたうえ体の半分が食べられていた遺体を発見しました。
当局はこの遺体が行方不明になっていた男性と断定したほか、捕食目的の攻撃だったためヒグマを駆除したということです。
この地域では年々ヒグマの頭数が増加傾向にあり、狩猟シーズンにはハンターに対し2万5,000頭の駆除の許可が下りているにも関わらず、わずか250頭に留まり追いつかない状態だといいます。
今回のケースに対し、コメント欄には「クマが活発化する夜間に歩くべきではなかった」「車で一晩寝て、夜が明けてから行動していたら違ったかもしれない」「クマはゴミ箱や鳥の餌、釣った魚の匂いなど、遠くからでも嗅げるようだ」「クマの生息地に踏み入るならそれなりの覚悟と銃器が必要だよ」といった反応が寄せられています。




