皮膚は切り裂かれ… カナダの猟師がクマに襲われ死亡
画像はイメージ( Nigel Swales / Flickr )
熟練ハンターがクマに襲われ死亡した事故を、YouTubeチャンネル「Scary Bear Attacks」が伝えました。
クマに襲われた猟師が死亡
カナダ・オンタリオ州に暮らしていたジョン・デニソンさんは、82歳という年齢にも関わらず、現役のハンターとして活躍していました。
ある日、アルゴンキン州立公園内にあるオペオンゴ湖の奥地で狩りをしていたジョンさん。
日頃から自分で捕まえた動物を食していたほか毛皮猟も行っていた彼は、この日も数ヶ所の罠を確認しに行ったそうです。
ジョンさんはビーバーがかかっていることを期待しましたが、そのうちの一つにかかっていたのは1頭のクマでした。
「良質な肉と毛皮が手に入る」と喜び、ライフル銃を取りに荷物置き場に向かったジョンさん。
しかし戻った頃にはなんとクマは罠から逃げ出し、彼の目の前に立ちはだかったのです。
驚いたジョンさんは身を守ろうと銃を構えましたが、クマは信じられないほどの素早さで銃を叩き飛ばしました。
彼は念のため持ち歩いていたナイフでクマを切りつけ応戦するも、クマも負けじと噛みついて引っ掻き、ジョンさんの皮膚を切り裂きます。
お互いの闘いがどれほど続いたかは定かではありませんが、数日後、通りかかった別のハンターが並んで息絶えているジョンさんとクマを発見。
ジョンさんの遺体は地元の人たちが簡素な葬儀を執り行い、2本の大きな白樺の木の下に遺埋葬したそうです。
また調査の結果、クマは罠にかかったビーバーを食べていた可能性が高く、餌を守るためにジョンさんを襲ったと考えられています。
このたびの事故に対し、「82歳まで生きて、最期はクマに襲われて亡くなるなんて無念だろうな」「最後まで精一杯の力を振り絞って亡くなったんだね」「毛皮猟には反対だけれど、彼には同情する」「銃やナイフを持っていても敵わないのか」「クマと遭遇したら、もう人間に勝ち目はないと思う」といった反応が寄せられました。




