「体が引き裂かれるのを感じた」 冷蔵庫を漁っていたクマに襲われ大怪我
画像はイメージ(janebelindasmith / Flickr )
最近では都市部でもクマの目撃情報が頻発していますが、山間部に出かける際は一層の注意が必要です。
田舎町の長閑な別荘地に滞在していた女性がクマに襲われてしまったケースを、アメリカの「CNN」が伝えています。
別荘地でクマが人間を襲撃
記事によると、カリフォルニア州在住のローレル=ローズ・ヴォン・ホフマン=カージさんは2021年10月31日、タホ湖畔の別荘に家族とともに滞在していました。
早朝、2階の寝室で寝ていたローレルさんは、1階から聞こえるドンドンという大きな物音で目を覚まします。
初めは「息子が何かしているのかも」と思った彼女ですが、念のため確認しに行くと、なんと1頭の大きなクマが冷蔵庫を開けて荒らしていたのです。
そしてお互いに目が合うと、クマは彼女に勢いよく突進。
それは「一瞬の出来事だった」といい、顔を踏みつけられたうえ、体じゅうを引っ掻かれたり噛まれたりといった激しい攻撃を受けました。
当時について、ローレルさんは「体が引き裂かれるのを感じた」とメディアに明かしており、彼女の叫び声を聞いた夫と息子が慌てて部屋から出てくると、クマは驚いて逃げて行ったそうです。
ローレルさんは大量出血していたものの、すぐに病院へと搬送され治療を受けて一命を取り留めました。
当時、ステージ4のガンと闘病中だった彼女は「生きていることが本当に幸運です」と同国メディア「KYMA」に告白。
顔を数十針も縫ったほか、全身に深く残る痛々しい傷跡がYouTubeで公開されると世間にも衝撃が走り、「クマの行動は予測できないから恐ろしい」「助かってよかった」「どれほど怖かったことか」「傷跡から攻撃の激しさが伝わってくる」といったコメントが寄せられました。




