富山県の舟橋村の村長「しんぶん赤旗の購読をやめさせた」と明言 「全然良くない」
画像はイメージ(Joe Jones / Flickr )
富山県舟橋村の村長が、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の購読を中止した判断を明かしました。
「しんぶん赤旗」の購読をやめた自治体
背景には、職員に対して赤旗購読を求めるような形があったことへの問題意識があり、村長は一部からの指摘を受けて、これまでの慣習を見直すかたちで方針転換を決めたとみられます。
同村の村議・渡辺光氏はX(旧Twitter)で「歴代の村長の慣習を踏襲して良かれと思っていましたが、本当は全然良くない。 こんな事がまかり通っている役所の首長は断固禁止にすべき。職員さんも声を上げるべき」と懸念を示しました。
「この例のみならず、議員という立場を利用して過剰な要求する方居られますが、その背景には議員さんに言えばプライオリティが変わると思っておられる方も一定数おられるのも事実。そろそろそんな意識が変わらないかなぁ…と切に願います」との見解を述べました。
今回の件は、全国的に繰り返し問題視されてきた「自治体における赤旗購読の実態」に改めて光を当てる形となっています。
自治体によっては公費で赤旗の購読料を支出していた例もあり、「政党機関紙と行政の関係性」や「政治的中立性」に疑問を呈する声が長年上がってきました。
舟橋村での購読中止は、そうした疑念に対して明確な一石を投じた格好であり、他の自治体にも影響を与える可能性があります。
渡辺氏は「問題提起や要望はもちろん甘んじて受け付けますが、必ず特定の個人ではなく、地域の総意としてご提案いただきたい」としており、今後、全国の自治体における機関紙購読のあり方についても再考が求められる局面となりそうです。




