「いずれチップを導入するのでは?」 Amazon「ドライバーさんにありがとう」に疑問の声
画像はイメージ(Flicker/ Stock Catalog )
Amazonが日本で展開している「ドライバーさんにありがとう」キャンペーンについて、ネット上では賛否が分かれています。
Amazonが「ドライバーさんにありがとう」キャンペーンを展開
このキャンペーンは、配達を担当したAmazonのドライバーに対して、顧客が「ありがとう」と感謝を伝えることで、追加報酬が支払われる仕組みです。
日本では2024年にも行われており、今回が2回目。
報酬はAmazon側から支給され、顧客からの金銭的負担は発生しないと明記されています。
感謝の伝達は、「アレクサ、ドライバーさんにありがとうと言って」と話しかけるか、Amazonのウェブサイト・アプリ上で専用ボタンをクリックすることで行われます。
対象となるのは過去14日以内の配達で、1件の配達につき1回のみ感謝を伝えることができます。
なお、「ありがとう」を送った後のキャンセルはできない仕様です。
一方でSNS上では、「感謝の数を競わせることで実質的にチップ制度が導入されたのではないか」「感謝を可視化することで無言のプレッシャーがドライバーにかかるのでは」といった声も上がっています。
このキャンペーンは、2025年12月31日までまたは贈られた「ありがとう」の回数が合計50万回に達するまで継続します。
ドライバーの労働環境や待遇改善を求める意見がある一方で、感謝の気持ちを形にする仕組みとして前向きに捉える声もあり、受け止め方はさまざまです。




