脊椎を損傷し即死… キャンプをしていた女性がクマに襲われ死亡
画像はイメージ(jaakko.hakulinen / Flickr )
日本国内だけでなく世界的にもクマの出没が増加傾向にあり、特に山間部へ出かける際は一層の注意が必要です。
キャンプ中の女性がクマに襲われ死亡
オーストラリアのメディア「ABC」によると、2021年7月、アメリカ・モンタナ州でキャンプ中の女性がクマに襲われ死亡する事故が発生しました。
カリフォルニア州に暮らしていたリア・デイビス・ローカンさんは当時、妹と友人とともに長距離をサイクリングで移動するイベントに参加していたといいます。
襲撃の数日前からキャンプ場付近ではクマの目撃情報があったといい、妹と友人は近くのホテルに泊まることに。
ところがリアさんはその誘いを断り、1人でキャンプ場に残ることにしたそうです。
そして午前4時過ぎ、クマはテントの中で眠っていたリアさんを引きずり出して激しく攻撃。
同じキャンプ場に寝泊まりしていたカップルによると、リアさんの叫び声で目を覚まし外に出てみるとクマが飛びかかっていたため、男性は催涙スプレーを噴射しました。
しかし効果はなく、リアさんはそのまま帰らぬ人に。
検死報告書には首を骨折していたほか、脊椎を損傷し即死だったことが記載されており、クマはその3日後、近くの鶏小屋を襲撃している際に射殺されました。
野生生物保護局は声明のなかで「クマはテント周辺の食べ物やゴミの匂いにつられてやってきた可能性が高い」とコメント。
続けて「暗闇の中で餌を探している際、眠っている被害者のちょっとした動きや物音に驚き命を奪ってしまったのでしょう」と述べています。
リアさんは少し前に看護師を退職したばかりだったといい、この悲痛な事故に対し、ネット上では「これからのんびりと暮らすはずだっただろうに」「クマも悪気はなかったはず」「クマの出没情報があったならホテルに泊まるべきだった」「被害者もクマもかわいそう」といったコメントが集まっています。




