欧州シンクタンクで「日本に連帯を表明すべきでは」との意見も 中国は「明らかに過剰反応」

ASSOCIATED PRESS

国際政治学者の東野篤子さんが出席した欧州のシンクタンク主催の会合にて、日本と中国の関係について欧州関係者から多くの関心が寄せられたことをSNSで明かしました。

【画像】欧州のシンクタンクに参加した東野篤子さん

欧州が日中問題について注視

高市早苗首相の「存立危機事態」発言後、中国の外交官は「首を斬る」と発言。

中国政府が日本への渡航自粛や日本産の水産物の輸入禁止を発表するといった事態に発展しています。

東野さんによると会合の参加者の多くは、今回の一連の出来事について「そもそも何が起きているのか分からない」と語っていたといいます。

一方で一部の参加者からは、中国外交官の「首を斬る」発言や中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけた件は「明らかに中国の過剰反応」だという声が上がったと言います。

さらに、「これ以上の進展があった際、欧州は日本に対して連帯を表明すべきではないか」といった意見もあったようです。

東野さん自身はそうした意見に対し「気持ちはありがたいが、連帯の表明ぐらいでおとなしくなる相手でもないのでは」と感じたと明かしています。

Text by 浅田 一