「日本、心配しないで!」 中国から日本行きフライト50万人キャンセル発生に海外から楽観論

ASSOCIATED PRESS

シンガポールのジャーナリストであり、人権活動家としても知られるメリッサ・チェン氏が、X(旧Twitter)上で行った日本への投稿が注目を集めています。

【画像】「観光客は代替可能」と投稿したシンガポールの人権活動家

中国から日本行きの航空券キャンセル相次ぐ

背高市早苗首相が台湾有事を「存立危機事態」になり得ると述べたことで中国政府が激怒し、対抗措置として中国外務省が「不要不急の日本渡航を控えるよう呼びかけました。

その後、中国系航空会社各社が日本行き航空券のキャンセル料無料措置を発表し、旅行中止が相次いでいます。

チェンさんは50万人の中国人観光客が日本行きの航空券をキャンセルしたという記事に反応し、「Japan, don’t worry! Tourists are fungible(日本、心配しないで。観光客は代替可能です)」と投稿。

続けて、「シンガポール人、マレーシア人、インドネシア人、そしてオーストラリア人が、その穴を埋めてくれます」と述べ、日本の観光業界に対して楽観的な見通しを示しています。

この状況に対し、チェン氏のような国際的な論者が「観光客は中国だけではない」とする視点を提示したことは、日本の観光戦略にとっても象徴的な意味を持っています。

Text by 浅田 一