発砲しても… 命中させた男性がクマに襲われ頭部を噛まれる重傷

画像はイメージ(London looks / Flickr

近年、野生のクマが出没するケースが国内外問わず相次いでおり、被害がペットや家畜に及ぶ場合もしばしばです。

【動画】頭部を噛まれ… 発砲した弾を命中させてもクマに襲われた男性

弾を命中させた男性がクマに襲われ重傷

2023年7月には、アメリカ・コロラド州南西部に位置するサン・フアン国有林内の牧場でクマによる被害が発生しました。

イギリスメディア「The Guardian」によると、午前1時頃、そこに暮らすスタッフの男性が羊たちの騒がしい鳴き声で目を覚まし確認したところ、1頭のクマが羊を襲っていたといいます。

彼は急いで外に出ると、ライフル銃をクマ目掛けて発砲。

命中したものの、今度はクマは男性に襲い掛かり、頭部を噛まれたうえ腕と手にも深い傷を負いました。

なんとか逃げ切って親族に助けを求めた男性は、ドクターヘリで病院へと搬送され、緊急手術を受けて一命を取り留めたということです。

牧場では2頭の羊が食べられ亡くなっているのが発見されたほか、現場付近で傷を負ったクマが見つかり射殺されました。

クマの体重は約113kgで、胃袋からは羊毛が、爪からは人間のDNAがそれぞれ検出されたようです。

この事故に対し、ネット上では「例えクマに弾が命中しても反撃が恐ろしい」「命が助かってよかった」「クマも生きるのに必死」「真夜中の真っ暗な牧場でクマに襲われるなんて、どれほど怖かったことだろう」といった声が寄せられています。

Text by 春野 なつ