遺体は酷く損傷、付近には足跡… 女性がクマに襲われ死亡
画像はイメージ(Magnus Johansson / Flickr )
日本だけでなく、世界でもクマによる被害が深刻化している模様です。
アメリカ・モンタナ州で発生した死亡事故を同国メディア「abc」が伝えています。
クマに襲われたと見られる遺体
事故は2023年7月、世界遺産にも登録され、手つかずの自然が残る人気観光地「イエローストーン国立公園」で発生。
ある土曜日の朝、ウェスト・イエローストーンのバターミルク・トレイルで1人の女性の遺体が発見されました。
遺体は酷く損傷しており、付近にはクマの足跡があったことから、公園を管理している魚類野生生物公園局は「クマに襲われた可能性が高い」との声明を発表しました。
また警察は、被害者の身元をカンザス州ダービー在住のエイミー・アダムソンさんと断定。
彼女は2015年に教師の職を辞め、それ以降は国内各地をバックパックで旅していたといいます。
母親のジャネットさんは自身のFacebookに「彼女は毎朝早く起きて、ウォーキングやハイキング、ランニングをしていました」と投稿。
続けて「イエローストーンの美しい自然の中を走っている時は、まるで天国にいるような気分だったでしょう。彼女は愛することをしながら亡くなったのです」と追悼しました。
ほかにも同局は声明のなかで「年々クマの個体数が増加している」と述べ、クマよけスプレーを携帯し使い方を熟知しておくことや、なるべく複数で行動するといった注意を促しました。
このたびの悲痛な事故に対し、世間からは「危険が多いなか、1人で行動するのが理解できない」「クマのテリトリーに行くんだから一層の注意が必要」「こうした場所には『単独での行動は止めて下さい』って注意書きがされているのに」「ご冥福をお祈りいたします」といった声が寄せられています。




