反対署名は2万を突破… 藤沢市でのモスク建設計画に苦情相次ぎ市が正式回答
画像はイメージ(Alper Çuğun / Flickr )
神奈川県藤沢市で進められているモスク建設計画に対し、市民から数多くの懸念や反対の声が寄せられています。
藤沢市でのモスク建設計画に反対の声
市が10月17日に公開した文書によると、モスクの建設は藤沢市宮原3344番1の民有地において、民間の事業者が主体となって行う計画と説明されています。
NewSphereの取材によると、藤沢市役所には電話やメールなどの問い合わせが10月末時点で79件寄せられているとのこと。
市は相次ぐ意見に応じて、建設計画に関する詳細な回答を文書で公表しました。
今回の建設計画は市の事業ではなく、補助金の交付や誘致などは一切ないと明記しています。
建設予定地は、都市計画法に基づく市街化調整区域に指定されているとのこと。
開発行為を行うためには、基準が同法に適合しているかどうかを市が確認し、問題がなければ開発行為の許可が出される仕組みとなっています。
今回のモスク建設においては、事業者が提出した計画が都市計画法に適合しているため、開発許可が発行されたと説明しています。
建物の建築に関しては、さらに建築基準法に基づく手続きが必要であり、建築確認申請を民間の指定確認検査機関を通じて受ける必要があります。
事業者が建築確認申請書を提出し、その計画が建築基準関係規定に適合するものであれば確認済証が交付されることになっているとのこと。
市はまたすでに許可を出した計画について、内容と相違した整備や建築などがない以上、許可の取消は不法行為に該当するためできないと説明しています。
同計画に関する近隣住民への周知については、「藤沢市特定開発事業等に係る手続及び基準に関する条例」の規定により、事業予告板の掲示や所定の期間中に開催要望があった際の説明会開催を義務付けているといい、今回の計画については2023年年8月には事業予告の掲示も行われたとのことです。
署名と募金を行えるサイト「Voice」では、今回の建設計画見直しを求める署名数は2万件以上、エールは55万円に到達。
またSNSでも見直しや反対の声が上がっています。




