心臓専門医が警鐘を鳴らす12の食品
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心臓病は依然として日本人の死因上位を占めており、日々の食生活がその発症リスクに大きく影響していることは多くの研究で明らかになっている。特に心臓の専門家である循環器科医は、自らの健康を守るために特定の食品を意識的に避けているという。では、彼らがリスクを感じて遠ざけている食品とは一体何なのか。本記事では、循環器科医たちが「これは食べない」と口を揃える食品を紹介する。健康な心臓を保つために、食生活を見直すヒントとしてぜひ参考にしてほしい。
◆1.赤肉

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牛肉、豚肉などの赤肉(レッドミート)は、心血管の健康に悪影響を与える食品の一つとされ、特に心臓病やがんのリスクを高めると指摘されている。また、赤肉は腸内の微生物叢に悪影響を及ぼし、腸内細菌と化学反応を起こして心血管系に有害な物質を生成することもわかっている。
一方で、赤肉は鉄分や亜鉛などの栄養素も豊富に含まれているため、完全に排除することは栄養不足につながる可能性がある。赤肉の摂取は控えめにし、鶏肉や魚介類、植物性たんぱく質などの心臓に優しい食品を選ぶことが推奨されている。
◆2.ベーコン・ソーセージなどの加工肉

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ソーセージやベーコン、サラミなどの加工肉にはカロリー、飽和脂肪、塩分が多く含まれており、これらが悪玉コレステロールを増やし、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高める原因となる。さらに、加工肉には保存料として硝酸塩が添加されており、これが消化器系で分解されにくく、有害物質を生成することが問題視されている。
2020年の研究では、ベーコン4枚程度の摂取でも心臓病リスクが増加することが示唆されている。
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