「一度は行ってみたい」温泉地ランキング・トップ20 1位は6年連続 じゃらん調査
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リクルートのじゃらんリサーチセンターは、「じゃらん人気温泉地ランキング2025」を投票で選出した。うち、まだ行ったことはないが一度は行ってみたいと考えている人が多い「あこがれ温泉地ランキング」は、一度は名を聞いたことがある名湯が多く上がっている。大都市から遠いにもかかわらず、なおも足を運びたいと広く考えられている温泉はどこだろうか。人々が憧れる温泉地のトップ20を見てみよう。
なお、調査はインターネット上でアンケートを実施し、1万2594人から有効な回答を得たという。調査期間は2024年8月16日から同月30日までで、調査対象の温泉地は東京都と沖縄県を除く全国332ヶ所が設定された。
◆20位 北海道・洞爺湖温泉(538票)

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洞爺湖温泉は、北海道南西部のカルデラ湖・洞爺湖の南岸に広がる温泉地だ。1910年の有珠山噴火で湧き出した温泉を起源とし、湖畔にホテルや旅館が建ち並ぶ。湖越しに中島や羊蹄山、有珠山、昭和新山などの火山景観を望めるのが大きな魅力で、露天風呂では水面と一体化するような開放感が味わえる。
湖畔遊歩道には足湯や手湯も点在し、散策の途中で気軽に立ち寄れる。春から秋にかけては湖上で花火が毎夜打ち上がるロングラン花火大会が名物で、温泉街の夜を彩る。遊覧船やロープウェイ、カヌーなど観光とアクティビティも充実し、四季の自然と温泉リゾートを同時に楽しめる場所として人気が高い。
◆19位 山形県・蔵王温泉(581票)

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蔵王温泉は、山形県山形市の蔵王連峰西麓に広がる高原の温泉地だ。開湯は約1900年前とも伝わり、古くから湯治場として栄えてきた。泉質は全国でも珍しい強酸性の硫黄泉で、硫黄の香りとピリッとした肌触りが特徴。皮脂を落としやすい性質から「美人づくりの湯」と呼ばれる一方、刺激が強いので長湯や肌のこすりすぎには注意がいる。
温泉街には共同浴場や旅館が点在し、湯めぐりを楽しめる。中でも沢沿いの「蔵王温泉大露天風呂」は、森に抱かれた開放的な湯船で、四季の空気を感じながら源泉かけ流しを味わえる名所だ。
周辺の自然と観光資源も魅力で、冬は名物の樹氷が山肌を覆い、ロープウェイで展望台へ上がれば白銀の景観を一望できる。蔵王温泉スキー場も近く、ウインタースポーツと温泉をセットで楽しむ滞在型リゾートとして人気が高い。
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