クマ愛好家でも… 恋人と共に襲われ射殺したクマの胃袋から遺体発見
画像はイメージ(Mikey Lemoi / Flickr )
クマをこよなく愛し、13年間に渡ってクマとともに生活し続けたことで世界に名を馳せた男性、ティモシー・トレッドウィルさんをご存知でしょうか。
クマ愛好家が襲われ死亡
不運にも、愛するクマの餌食となった彼の最後の瞬間をYouTubeチャンネル「How to Survive」が伝えています。
2003年10月5日、ティモシーさんと恋人エイミーさんはクマと触れ合うべく、アラスカ州のカトマイ国立公園にあるキャンプ場に滞在していました。
エイミーさんがテントの中で軽食の準備をしていたところ、突然外からティモシーさんの大声がしたといいます。
何事かと思い、カメラのスイッチをオンにしたエイミーさん。
ところが外を見てみると、450kgはあると見られる巨大なクマがティモシーさんに襲い掛かっていたのです。
ティモシーさんは彼女に安全な場所に逃げるよう伝えるも、次第にその声は途絶えてしまいました。
かなり空腹だったクマは彼の体にガツガツ食らいついており、その悲惨な光景はエイミーさんのカメラにしっかり捉えられていたといいます。
そしてそのすぐ後にカメラ映像が終了し、なんと逃げる間もなくクマはエイミーさんのことも捕食。
それから24時間後、最初に遺体を見つけたのは、そこに2ヶ月に2回だけ就航している飛行機のパイロットでした。
当初2人を乗せる予定だったものの指定の場所に彼らの姿がなかったため、付近を捜したところクマが彼らの体をむさぼり食っていたそうです。
パイロットはすぐに公園管理局に通報。
駆け付けた職員たちは2頭のクマを射殺し解剖した結果、胃袋から2人の体の一部が見つかりました。
また彼らを捕食したクマは、ティモシーさんが当初から可愛がり、触ったり遊んだりしていた個体だったことも分かっています。
10月以降のクマは、冬眠に向け栄養を蓄えるために必死に餌を探しており、活動が活発化する時期だといいます。
ネット上では「自分は大丈夫と思っているんだろうけど、それは大きな間違いだね」「野生動物には近づかないようにしましょう」「アラスカ州で生まれ育ち、ずっと暮らしています。クマの行動を一言で言えば『予測不可能』。死にたくない限り、野生動物との関係について決して甘く考えてはいけません」といった批判が寄せられています。




