「人間と遭遇したことによる防御反応」 クマが人を襲うも駆除はなし
画像はイメージ(William Andrus / Flickr )
日本では近年、人間がクマに遭遇するケースが増加していますが、自然豊かなアメリカでも同様の事故が起こっているそうです。
【動画】「クマを驚かせる前に兆候を知ることが大切」国立公園に現れたクマ
国立公園でクマに襲撃
カナダの「Yahoo!news Canada」によると2025年9月16日、アメリカ・ワイオミング州に位置するイエローストーン国立公園で、クマが人間を襲う事故が発生しました。
29歳の男性が1人で同園東側のタービッド湖周辺のトレイルを歩いていたところ、突然森から現れたクマに遭遇。
クマよけスプレーを使用したものの、攻撃され胸部と左腕に重傷を負いました。
その後、通報を受けた公園の医療スタッフが現場に駆けつけて救助し、男性は病院へと搬送されました。
男性の命に別条はなく、人間と遭遇したことによるクマの防御反応だと考えられているため、クマに対する措置は取られないということです。
同園でのクマによる人的被害は4年ぶりで、園内のトレイルは安全が確認されるまでしばらく閉鎖される予定です。
イエローストーン国立公園は世界最初の国立公園として設立され、200個の間欠泉や7色に輝く温泉が有名なほか、グリズリーベアやバイソン、エルクといった野生動物も多数生息しています。
園内を歩いて大自然を満喫できるトレイルも人気ですが、国立公園局は「クマを驚かせる前に、人間がフンや足跡といった近くにクマがいる兆候がないかを注意深く確認することが大切」だと述べています。
今回の事故に対し、ネット上では「彼はとてもラッキーだったよ。1人でトレイルに出るなんて命知らずだ」「怖すぎる」「クマよけスプレーが効かないなんて」「実際に遭遇したら恐怖でパニックになってしまいそう」といった反応があがっています。




