「ラーメンはすすれ、汁飛ばせ、麺伸ばすな」 海外ラーメン通が初心者に3ヶ条

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 日本食への関心の高まりもあり、世界各国で続々と本格的なラーメン店が開業している。ところが、日本のラーメンを良く知る店主や通の客にとっては、食べ方を知らない客の存在はイライラのもとのようだ。また、ラーメン初心者のほうも、知識のないまま店に入るのは不安だという。そこでおいしくラーメンを食べるための作法を、海外のラーメンマスターたちが解説している。

◆ラーメン店のハードルは高い? 謎の食べ方ルール
「なぜ人々は、飼い葉桶の前の家畜のごとく、どんぶりに覆いかぶさるようにしているのか? なぜものすごい音ですすりながら、限りなく続く長い麺を口からぶら下げているのか?」ウェブ誌『WonderHowTo』は、アジア人以外がラーメン店に入ると、常連客を見ていささか異様な気分になると述べる。

 ブルームバーグは、湯気を出す味わい深いスープの中の張りのある麺を瞬時に食べ切るように作られたラーメンとは、ファンにとってはひとつの美だと表現する。しかし、むさぼるように食べるのにはおじけづいてしまいそうだとし、ラーメンはそのようなカルト的人気がある数少ない食べ物の一つで、いくらか扱いにくいと述べている。「あの長い麺をすすりきれるのか、それとも麺は箸で切っていいのか?どんぶりを持ち上げてそのままスープを飲む人を真似ればいいのか、それともこの人はただ単にレストランに入ったことなどないマナー知らずなのか?」という素朴な疑問を上げ、初心者の戸惑いを説明している。

Text by 山川 真智子