道路の補修作業をしていたら子グマに遭遇 頭部と腕に重傷

画像はイメージ( OkaWenNF / Flickr

アメリカでクマによる恐ろしい人的被害が発生し、世間を震撼させています。

【動画】子グマでも… 襲われた男性は重傷

子グマに襲われた男性

同国の「Yahoo!」によると、事故は2025年9月5日、アーカンソー州フランクリン郡の風光明媚な土地で起こりました。

「ピッグトレイル・シーニックバイウェイ」としても知られるマルベリー・マウンテン付近の田園地帯で、72歳のヴァーノン・パットンさんがトラクターに乗り道路の補修作業をしていたところ、突然現れた野生のクマに襲撃されました。

彼は頭部と腕にかなりの重傷を負っており、目撃していた息子が通報し、救助を要請。

その後、襲ったクマは駆け付けた狩猟管理官によって射殺され、病院へ搬送されたパットンさんは治療を受けて一命を取り留めました。

クマは1歳の子供の個体で、32kg程度と推定されており、同地ではたくさんのクマが生息しているそうです。

それにもかかわらずクマによる人的被害は25年間に渡り一度も発生しておらず、当局は「かなり珍しいケースですが、犬を連れて山をハイキングする方は必ずリードを付けてください」と注意を呼び掛けています。

この事故に対し、ネット上では「襲撃された男性も、駆除されてしまった若いクマもどちらもかわいそう」「こうした地域に暮らす住民は、自分の身を守るために銃器を所持するべきだと思いますが、ここでは狩猟期間を除いて禁止されているそうですね」「クマよけスプレーや銃器が必要。クマと遭遇し生死に関わる状況では、法律は無関係であるべき」など、様々な意見があがっています。

Text by 春野 なつ