【3選】大量出血、捕獲に苦戦… 各地で目撃された巨大ヘビ
画像はイメージ(geopungo / Flickr )
世界各地で、人々の生活圏に突如として巨大なヘビが現れ、地域に衝撃が広がっています。
世界で目撃された巨大ヘビ
イギリス、アメリカ、そしてインドネシアで確認された事例はいずれも体長4mを超えるニシキヘビで、住民や当局を巻き込む大きな騒動となりました。
イギリス東部リンカンシャー州では、外来種とみられるビルマニシキヘビが森林地帯で相次いで発見されました。
最大で5.5mに達する個体を含む計4匹が見つかり、そのうち2匹はアルビノ種、さらに1匹は「パイゴールデン・チャードモア」と呼ばれる純粋なアルビノ種の可能性があると伝えられています。
警察はペットとして飼われていたものが遺棄されたとみており、付近にはまだ1匹残っている可能性があるとして注意を呼びかけています。
アメリカ・テキサス州ガーランド市の住宅街でも、全長およそ4.5mの巨大ニシキヘビがトラックの周辺で見つかり、動物管理局が1時間以上かけて捕獲しました。
幸いにもけが人は出ませんでしたが、この個体はアルビノのアミメニシキヘビで、個人が飼育していたペットだったことが判明しています。
市条例では体長1.8m未満のヘビ以外は飼育が認められていないため、今後は市外で飼育されることになると伝えられています。
一方、インドネシア東ジャワ州トゥバン市の住宅地では、体長5mのニシキヘビが出現し、住民らが協力して捕獲を試みました。
しかし作業中に男性が噛まれて手の動脈を損傷し、大量出血する重傷を負いました。
この地域では過去2か月の間に5匹ものニシキヘビが確認されており、家畜を狙っていた可能性があるとみられています。
捕獲後のヘビは消防局に引き渡され、当局は住民に対し「野生のヘビを見つけても決して素人が捕まえようとせず、通報するように」と呼びかけています。
今回の3つの事例はいずれも人間の生活圏に巨大なヘビが出没した点で共通しています。
ペットの遺棄や飼育規制の問題、野生生物の生活圏拡大といった背景が絡み合い、今後も同様の出来事が起きる可能性は否定できません。
人々を驚かせるだけでなく、ときに深刻な危険をもたらす巨大ニシキヘビの存在は、人間と自然との関係を改めて考えさせるものとなっています。




