電子タバコを動物園のオランウータンに… 煙を吸わせたロシア人

画像はイメージ(David Davies / Flickr

ロシアのMMAファイター、アナスタシア・ルチキナ選手が、クリミアにある「タイガン・サファリパーク」で取った行動が国際的な非難を浴びています。

【動画】「嫌悪感しかない」オランウータンに煙を吸わせたロシア人

この出来事は、英メディア「LADbible」をはじめ、複数の海外メディアが報じています。

電子タバコの煙を動物園で吸わせた客

映像には、ルチキナ選手がピンク色の電子タバコを吸った後、金網越しにオランウータンへ差し出し、動物が煙を吸い込む様子が映し出されています。

オランウータンは彼女の動作を真似て再び口をすぼめて煙を吸う仕草を見せ、わずか30秒ほどで使い方を覚えたように見えたと伝えられています。

同園の公式サイトには「動物をからかったり怖がらせたりすること」「物を投げ込むこと」「手足をのばして触れること」などが禁止事項として明記されており、今回の行為は明確にルール違反にあたるとされています。

さらに、オランウータンが電子タバコのプラスチック片を誤って飲み込んだ可能性も報じられており、その健康への影響も懸念されていました。

その後の報道によると、オランウータンに健康上の異常は確認されなかったものの、ルチキナ選手は所属していた「ファイトクラブ」から除名処分を受けました。

さらに、Instagram上で謝罪し、「動物は大好きで、健康に害を与えるつもりはなかった」と釈明したと伝えられています。

この件について、SNSでは「虐待だ。ひどすぎる」「動物にかまうな」といった強い非難の声が相次ぎました。加えて、「本当に嫌悪感しかない。彼女は二度と試合に出るべきではない」といった意見もあがっていました。

Text by 本間才子