「特定の国や民族への敵対感情を教え込む教育がある」 移住者が語る中国の教育方針
画像はイメージ(Flicker/ Michael Coghlan )
歴史的背景などにより、中国国内では反日感情を抱く人たちがいるといいます。
【動画】「能力不足や社会問題の責任を覆い隠すため」中国の教育方針
カナダ在住中国人が明かす教育方針
カナダ在住で動画クリエイターの中華系男性が自身のYouTubeで明かしたところによると、中国では近年、幼少期から愛国心を超えて、特定の国や民族への敵対感情を教え込む教育がなされている学校があるそうです。
それらは特にSNSでヒートアップしており、幼稚園で道具の刀を振りかざす行為や、小学生が旭日旗や富士山を「仇敵の象徴」とする過激なものまで。
さらに歴史の授業では、日本との背景を誤った認識で教えている場合があり、男性は「中国政府は能力不足や社会問題の責任を覆い隠すために、日本やアメリカといった外敵を作り出して国民の不満を逸らす『仇恨教育』を利用している」と非難しました。
こうした実態に国民からは「仇恨教育の被害者」との声があがり、現実を冷静に認識している層と、SNSや教育の影響で極端な思想に傾く層とで二極化しているとコメント。
最近では若年層までもが一種の洗脳のような誤った教育を鵜吞みにし、社会的分断を助長していると男性は懸念しました。
動画のコメント欄には「なぜかこの動画は中国国内では制限がかかっていて視聴できない」「いじめっ子が強い者を恐れ、安全な時にのみ勇敢になるだけ」「中国の経済や教育の事を考えると失望する」「歴史は憎しみを記憶することではない。同じ過ちを繰り返さないためにあるのだ」「憎しみ教育は嫌い」など、中国全体への批判が寄せられました。
ほかにも「昔、日本で働いていましたが、常に日本人の方たちは私に親切でした。その後別の国に移りましたが、今でも日本に感謝しています」「日本人は真面目で優しいよ」「台湾と日本の友好は永遠に続くでしょう」といった日本への好意的なコメントもあがっています。




