「運転が遅いからだ。上司を呼べ」 遅延した高速バスの運転手に中国人が激怒

画像はイメージ(Joe Jones / Flickr

日本経済を活性化させると言われているインバウンドですが、その影響で日本各地では彼らによる迷惑行為やケンカが後を絶ちません。

【動画】「理不尽な中国人と議論するのは難しい」

そんななか台湾メディア「三立新聞網」は、2023年に日本で起こった中国人観光客のトラブルを報じました。

高速バスを利用した中国人乗客のトラブル

記事によると、日本で働く台湾出身のトミー・ヤンさんが東京―名古屋間の高速バスを利用したところ、悪天候と渋滞の影響でバスが30分遅延したといいます。

目的地に到着するやいなや、中国人観光客の女性たち複数人が「運転が遅いからだ。上司を呼べ」などと運転手を取り囲み、怒り始めました。

見かねたトミーさんは「雨が降っていて道も混んでいた。運転手は悪くない」と中国語で彼女たちを諭し、「もしスピードを上げて事故に遭ったらどうするんだ」と運転手を擁護しました。

すると今度はトミーさんを標的にし、「台湾は中国のものだと思っているのか?」「セクハラされた!」などと言いがかりをつけたうえ、携帯電話とクレジットカードを奪おうとしたそうです。

その後、バス会社が警察に通報し警察官が駆け付けましたが、サイレン音を聞いた途端に彼女たちはその場から去って行きました。

トミーさんは「正直、殺されるかと思った」と当時の心境を明かしており、ネット上では「無事で本当によかった」「あなたは素晴らしい」「声をあげてくれてありがとう」「尊敬する」など、トミーさんへ称賛が寄せられました。

ほかにも「理不尽な中国人と議論するのは難しい」「催涙スプレーを持っておくべき」「中国人のことは理解できない」「母国に留まっていて」といった声も台湾の人たちからあがっています。

Text by 春野 なつ