「捕獲した人が凄すぎる」 高校の近くで2m級巨大ヘビを発見

画像はイメージ(Miltos Gikas / Flickr

アメリカのサウスカロライナ州ニューベリー郡で、学校近くに大型のアルビノニシキヘビが出現し、住民によって捕獲されました。

【動画】「デカすぎる」学校付近で捕獲された巨大ヘビ

この出来事は、「Newsweek」をはじめとする複数のメディアが報じています。

学校付近に現れた巨大ヘビ

現場はプロスペリティにあるミッドカロライナ高校付近で、「大きなヘビがいる」との通報が入りました。

ヘビは体長2mを超える外来種のビルマニシキヘビでした。

体色が白と黄色のアルビノ種とみられ、外来ペットとして人気があるものの、アメリカでは南部フロリダ州を除き野生には生息していません。

ビルマニシキヘビは南アジアから東南アジアにかけて分布し、全長2.5〜4mに達します。

過去には最大全長8m超の記録も残されています。

同種は毒を持たないものの、体の力が強く大型であるため、不用意に扱えば危険を伴うとされています。

今回捕獲に当たったのは地元住民ウォーレン・ガルマンさんとその友人たちで、ガルマンさんは「Facebookの投稿で知り、すぐに探しに出た」とコメント。

自ら頭部を押さえ、仲間が胴体や尾を抑える形で無事に捕獲に成功したといいます。

地元保安官リー・フォスター氏は「勇敢な行動だ」と感謝を表明し、このヘビはペットとして飼われていたものが成長しすぎて手に負えなくなり、遺棄された可能性が高いと説明しています。

ヘビは、今後サウスカロライナ州エディスト島の爬虫類施設「エディスト・アイランド・サーペンタリウム」で専門スタッフの管理下に置かれる予定です。

ガルマンさんの家族も「お気に入りの観光地なので、今後は訪問の際に会うことができる」と話しています。

この出来事に対しネット上では、「この地域にニシキヘビが生息しているわけがない」「勇敢な若者たちだ」といった声のほかに、「ペットとして飼われていたものが放たれたんだな」「動物園などに引き取ってもらいたい」とする反応もありました。

Text by 本間才子