なぜ二刀流は大谷翔平だけ? アメリカで交わされた議論
ASSOCIATED PRESS/ Carolyn Kaster
多くのスター選手が集うMLB界で、なぜ二刀流プレーヤーは大谷翔平選手しか存在しないのでしょうか?
【動画】「なぜショウヘイ・オオタニはもっといないのか?」二刀流について議論
アメリカポッドキャスト「Foul Territory」のなかで、司会者たちがその謎について議論しています。
二刀流はなぜ大谷翔平だけ?
過去にMLBでキャッチャーを務めたAJ・ピアジンスキーさんとエリック・クラッツさんらは「なぜショウヘイ・オオタニはもっといないのか?」との疑問に対し、「それは本当に不可能なことだからだよ」とキッパリ。
どんな選手でも、一試合で投手および打者の両方で活躍することは「難しすぎる」とコメントしています。
これまでにも大谷選手のように二刀流に挑んだ選手はいたものの、「打撃か投球のどちらかが上手くいかなくなるだけだった」と明かしました。
「今まで見てきたなかで、ショウヘイ・オオタニだけがその両方をこなせる唯一の選手だ」とベテラン投手のピアジンスキーさん。
さらには「あのデカい身体でありながら、まるで鹿のように速く走るアスリートは他にいないよ。彼は本当にユニコーンなんだ」と驚きを隠せないようです。
一方で2022年に導入された、二刀流選手を後押しする「大谷ルール」について、クラッツさんは「たった1人の選手のためだけに作られたルールは設けるべきではない」と否定的。
司会者らはその複雑なルール内容が他の二刀流選手の誕生を妨げているとして、「現状のオオタニルールは彼本人にしか有利にならない。可能性がある選手たちの邪魔になっているのはとてもばかげたことだ」と熱く議論を交わしました。




