ホームラン量産体制に入った大谷翔平 元同僚が分析

ASSOCIATED PRESS/Kevork Djansezian

2025年8月18日現在、すでに43本のホームランを記録しているロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手。

【動画】「素晴らしい教え」元同僚が解説した大谷翔平のHR量産体制

ホームランを量産するに至った背景を、エンゼルス時代の元チームメイトであるアルバート・プホルスさんが明かしました。

HR量産体制に入った大谷翔平

「MLB Network」のテレビ番組に出演したアルバートさんは「スプリングトレーニング中の最初の2~3週間、彼はずっと私の打撃練習を黙って見ていたんだ」と回顧。

しかしある日突然打撃練習場に入ってきた大谷選手は、「なぜティップトゥ(前足を上げずに打つこと)をするのか?」と聞いてきたそうです。

アルバートさんは「それが私の打ち方なんだよ。これまでずっとそうしてきたから、練習している訳ではないけれど、自然にそうなるんだ」と答えました。

それを聞いた大谷選手はすぐにティップトゥの練習を始めたといい、両選手の打撃フォームを見比べてみると、前に出した左足が地面に着いたままスイングしていることが分かります。

アルバートさんは「良いバランスを保てるポジションが見つかったんだと思う」と話し、以降、周知のように大谷選手は大量のホームランを放つことになります。

大谷選手の映像を見ながらアルバートさんは「もちろんこれは私のおかげではなく、全ての功績は彼自身が必要な調整をコツコツとしてきたからだ」と称賛。

続けて「リーグを知ってどんどん逞しくなり、6日に1回マウンドに立つなんて本当にスペシャルなことだよ」と述べました。

コメント欄には「素晴らしい教えだね!」「間違いなく現在の彼に繋がっているだろう」「この機会がなかったら今のホームランはなかったのかもね」「エンゼルスファンだけど、ドジャースに行っても応援してる!」など、多くの声が寄せられました。

Text by 春野 なつ