「世間知らずな一面が改めて浮き彫りになってしまった」 訴訟を起こされた大谷翔平

AP Photo/Kyusung Gong

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手と代理人ネズ・バレロさんが、ハワイ島に購入した物件の不動産開発業者とブローカーから訴訟を起こされました。

【動画】「巻き添えを食らっている可能性がある」大谷翔平に突き出された訴訟

大谷翔平が起こされた訴訟

この騒動を巡り、球団公式YouTube「Dodger Blue」のなかで解説者たちは「オオタニはこの問題に関与しておらず、バレロの言動を把握していたかは不明」と話しており、巻き添えを食らっている可能性を示唆しています。

しかし他メディアでは「代理人は彼に代わって取引をしていたのだから、責任は大谷選手本人にもある」との考えが強く、「不動産取引が上手くいかないことはよくあるが、それがオオタニだったからここまで話が大きくなってしまった」との見解を示しました。

また「億万長者のオオタニだから、原告側は彼を訴えて騒動を公にし、和解金を得て事態を鎮めようとしているのかもしれない」とし、「数年前には水原一平の事件もあり、ギャンブルの次は不動産の問題かって世間の人たちもなるからね」と語っています。

それでも「オオタニとチームにとってこの問題は大事にはならず、いつか忘れ去られるだろう」と、変わらず野球に専念する姿勢を強調しました。

さらに野球専門メディア「Foul Territory」でも、解説者は「オオタニがこの騒動に関与しているとは思えない」とコメント。

「彼の家族写真などをマーケティングの一環として、同意していないものまで業者が使ったり、購入すればオオタニと食事ができるなど、勝手に宣伝したりしていたのだろう」と意見しています。

しかしプライバシーを尊重する大谷選手が、「なぜ業者と顔を出す広告契約を締結したのかは分からない」「誰かからアドバイスを受けていたのかも」と疑問視。

解説者たちは「オオタニの名前を使って注目を集めたいだけの不動産グループ」と非難するも、別の解説者は「ショウヘイの世間知らずな一面が改めて浮き彫りになってしまった騒動だと思う」とコメントしました。

水原さんの一件を受け、「あれほど巨額な金銭問題があったのだから、普通なら携わる人間関係を絞ろうと距離を置くはず」だとし、第3者に任せきりにしてしまった大谷選手の甘さを指摘しています。

Text by 春野 なつ