「ギリ読める赤文字」 道路上にあった看板の注意書きに「脳が補完した」

@expsy_2 さんの投稿より

東京のある交差点で撮影された、異様な存在感を放つ注意喚起看板がSNSで話題を呼んでいます。

ギリギリ読める?看板

投稿主はX(旧Twitter)のユーザー「爆発電波2(@expsy_2)」さん。

看板には「前方左右に横断あり!」という一見普通の文言が書かれていますが、そのうち「注意」の文字だけが、なぜか縁取りのような不気味な赤文字で何重にも重ねられているのです。

この不自然さと視覚的な圧迫感に、「ギリ読める赤文字」「脳が補完して読めるのすごい」といった反応が相次ぎ、6.4万件以上のいいねがつくなど大きな注目を集めました。

「気持ち悪いけど目が離せない」「これは注意というより警告」など、看板の迫力に驚く声が多数上がっています。

専門的には「錯視」とも関連し、一定の規則性を持った視覚ノイズが人間の脳内で補完されることで“読めてしまう”現象とも解釈できます。

あえて見づらい文字にすることで注意を引く、という逆転の発想が生んだ看板デザインといえるかもしれません。

また一部では「自転車などで通る人の視界を逆に妨げていないか?」といった意見も見られ、安全面に関する懸念の声も挙がっています。

注目されることで本来の「注意喚起」という役割を果たしている一方で、その伝え方の是非が改めて問われるきっかけにもなっているようです。

Text by 浅田 一