「田舎でも初めての出来事だった」 住宅街を走り回っていたシマウマ
画像はイメージ( jamal nazar / Flickr )
アメリカで、住宅街を駆け抜けるシマウマが目撃されました。
この件は「NBC News」ほか複数のメディアが報じています。
住宅街を逃走するシマウマ
場所はマーフリーズボロ近郊。
地元に住むダニエル・ペトリーさんが車で移動中、公道脇を駆け抜ける一頭のシマウマを目撃し、その様子を携帯電話で撮影しました。
「田舎なので動物はよく見かけますが、シマウマは初めてでした」と語るペトリーさん。
動画には、シマウマが芝生や歩道を走り抜ける姿が映っています。
その後、シマウマは高速道路にも進入。通報を受けた当局が一時的に道路を封鎖する事態に。
このシマウマは、地元住民が飼育していた個体で、所有者は「テキサス州のブリーダーから前日に譲り受けたばかりだった」と説明。飼い始めてわずか1日で逃走したことになります。
ちなみに、テネシー州ではシマウマは「クラス3」の野生動物に分類されており、原則として特別な許可を必要とせず個人での飼育が可能です。
数日間にわたりシマウマの行方が分からない状態が続きましたが、後に郊外の住宅地に隣接する牧草地で発見されました。ニュース「チャンネル5」によれば、保安官事務所や州警察、野生動物当局、航空支援部隊、ドローンサービスなど複数の機関が連携し、捜索を行ったといいます。
発見されたシマウマはトレーラーで空輸され、無事に所有者のもとへ戻されました。
近隣住民は「孫に語れるような日曜日になった」と笑顔で「チャンネル5」に話していました。
この出来事に対し、ネット上では「自由こそが彼の本当の居場所だった」「逃げ出したのには理由がある」といった飼育環境への疑問の声も。
また「飛行で帰還するなんて面白すぎる」「ご近所を探検していたのかも」といったユーモアあふれるコメントも見られました。さらに、「孤独だったのでは」「怪我なく無事でよかった」と、シマウマの無事を案じる声も相次いでいます。




