「この子は車酔いします」 車後部に設置された専用ケージ

画像はイメージ(AlanLZY / Flickr

ある中国人男性が、愛犬とのユニークすぎるロードトリップの様子で注目を集めています。

この話題は、「South China Morning Post」をはじめとする複数の海外メディアでも取り上げられました。

車酔いする犬専用のケージ

主人公は、上海在住の男性ハオさんと、生後7ヶ月のラブラドール・レトリバーのオス「ミミ」。

ハオさんによると、ミミは車酔いしやすい体質で、車内での移動が難しいといいます。

そこで彼は、ミミ専用のケージを車の後部に設置。

ケージには黒い布で日よけを施し、中にはクッションを敷くなど、快適性にも配慮されていました。

さらに目を引いたのが、ケージに貼られた一枚の看板。

「この子は車酔いします!」と書かれたユーモラスな文言が、道行く人の目を引いています。

虐待と誤解されないようにとの思いから看板を取り付けたというハオさん。

この装備については、事前に上海の車両管理局に申請し、ナンバープレートの表示位置などの規定にもきちんと適合させているとのことです。

ふたりはこれまでに、西安や蘭州、内モンゴル自治区など、14ヶ所以上を巡ってきました。

現在もロードトリップの真っ最中で、今後はチベットや雲南省、重慶などを数ヶ月かけて旅する予定です。

この出来事にはネット上で、「これが本当の“ホットドッグ”ってことだろ」といった冗談交じりの声や、「やっぱり動物虐待に見える」といった批判的な反応も。

一方で、「犬を家に放置して死なせるよりよっぽどマシ」「飼い主の愛情が伝わってくる」「この犬の方が自分より旅してるなんて、うらやましい!」といった擁護や共感の声もあり、さまざまな意見が飛び交っています。

Text by 本間才子