「すし、ノー!」すしブームのイギリスが恐怖に……その理由とは?
ここ数年イギリスにおいてすし人気に拍車がかかっている。そんな中、ポルトガルで発生したアニサキス中毒が各紙で報道された。中には「No! Sushi」といった煽情的なタイトルの記事も見受けられる。今年日本でも話題になったこの問題は、イギリスでどのように伝えられているのだろうか。
◆すし人気は加速度的に上昇中
最早すしは世界中に浸透していると言えるほどだが、イギリスにおいてもすし人気は急上昇中だ。レストランだけでなく、小売店やスーパーマーケットなど至るところで簡単に手に入れることができる。
ガーディアン紙によると、すしチェーンの『Itsu』ではこの5年間で売り上げが2倍に伸びており、スーパーマーケットのセインズベリーズでは暖かい時期は週に9万パックも売れているそうだ。
すし小売りマーケットはイギリス全体で6800万ポンド(約99億円)にも上るという(テレグラフ紙)。イギリス国内チェーン店のすしが日本人のすし職人からみてどの程度本物に近いのか、といった記事も最近大きな注目を集めた(ガーディアン紙)。
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