「何十年も住んでいるが、こんなに大きいのを見たのは初めて」 鶏小屋に挟まっていた巨大ヘビ

画像はイメージ(Aaron Baugher/ Flickr

タイ東部で、鶏小屋に挟まった巨大なニシキヘビが発見されるという出来事がありました。

【動画】「明らかに狙っていた」鶏小屋から救出された4m級の巨大ヘビ

この出来事は、『77kaoded』をはじめとする現地メディアが報じました。

鶏小屋に巨大ヘビ

発見されたのはタイ東部にある農村地帯・バーンコークマイガーム村。

住民のトーンピアン・サクンプラームさんの自宅にあった鶏小屋の防護ネットに、全長約4mのニシキヘビが絡まっているのが見つかりました。

鶏小屋では20~30羽の鶏が飼育されており、ヘビはその捕食を狙って侵入したと見られています。

通報を受けて現場に駆けつけたのは、同県を拠点とするボランティア救助隊の「東部アソラピットチーム」。

専用の鋏でネットを切断し、慎重にヘビを取り出しました。

幸いにも鶏はすべて無事で、ヘビは全長約4mと確認された後、自然に戻されました。

また、同じ日には別の市内でも似たような事案が発生。

そこでは過去にも2度、ヘビがネットに絡まる騒動があり、今回も同様の通報が寄せられていました。

保護されたのはやはりニシキヘビで、体長は約3~4m、体重はおよそ8kgだったと伝えられています。

ニシキヘビは最大で全長7mを超える種類も確認されており、現生の爬虫類では最長とされます。主に鳥や小型哺乳類などを捕食し、獲物に巻きついて締めつけたうえで丸呑みにします。

トーンピアンさんは「何十年もこの地に住んでいるが、こんなに大きなニシキヘビを見たのは初めて」「昔はコブラやシマヘビを見かけたが、長年見ていなかったので本当に驚いた」と、当時の心境を語りました。

Text by 本間才子