過去2週間で3回目撃談 用水路にいた3m級ヘビに「誰か捕まえてくれ!」
画像はイメージ(Syafiq Asnawi Zainal Abidin / Flickr )
インド北部の村で、農業用の用水路を泳ぐ巨大なキングコブラが発見され、地元住民によって保護される騒ぎがありました。
この件は、インドのメディア『ETV Bharat』などが伝えました。
用水路に巨大ヘビ
キングコブラが目撃されたのは、シルモール県のコトリ・ビアス村にある用水路。
これは農家が畑の灌漑に利用しているもので、地元の農民たちが用水路の中を泳ぐ大きなヘビに気づき、すぐに通報しました。
通報を受けて現場に駆けつけたのは、地元のスネークキャッチャーであるブーペンドラ・シンさん。
彼は専用の捕獲棒を使って、慎重にキングコブラを用水路から引き上げ、安全に袋へと収容しました。
現場には多くの村人たちが集まり、一部始終を見守っていたといいます。
捕獲後に行われた計測では、このキングコブラの体長はおよそ3.2mに及び、重さは約3.17kgと判明。
その後、コブラは森林局の職員の手によって、安全な森の奥地へと放たれたということです。
このキングコブラは、実は同じ村で過去2週間のうちに3度も目撃されており、そのたびにブーペンドラさんと森林局のチームによって保護されてきた経緯があります。
村の人々の間では、「3回とも同じ個体なのではないか」との見方が広がっており、繰り返される出現に不安の声も上がっています。
これについて森林局は、近隣の国立公園付近ではさまざまな種類のヘビが確認されており、中でもキングコブラは他のヘビ類を主に捕食することで、生態系のバランスを保つ重要な役割を果たしていると説明。
こうした理由から、この地域でキングコブラの姿が見られるのも不自然ではないとしています。
この出来事に世間では、「キングコブラって南インド、特にケララ州あたりでしか見かけないはずなのに」「どうやってこの地域に来たんだろう?」という疑問の声も。
また、「あの“スネークマン”がまた救出したんだ!森林局のチームも見事だ」といった称賛のコメントもあがっていました。




