大谷翔平が自己最速163kmを投げた時の打者 運命の偶然に「なんてこった」

AP Photo/Jessie Alcheh

2025年6月28日(日本時間29日)、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手はカンザスシティ・ロイヤルズ戦で、今シーズン3回目となる先発登板を果たしました。

【動画】「なんてこった」大谷翔平が自己最速の球を投げた時の打者

大谷翔平がメジャー自己最速の球を記録

この日2イニングを投げた大谷選手は、右肘手術からの回復途中ながら、メジャーでの自己最速となる101.7マイル(約163.7km)を記録。

現地のスポーツメディア「Sports Illustrated」は、「約2年間の休養を経てようやく投球復帰を果たしたばかりのスター選手は、1回表、パスクアンティーノを相手に時速101.7マイルのフォーシームファストボールを放った」と伝えています。

さらに「面白いことに、オオタニの野球キャリア最速は2023年WBCで記録した時速102マイル(約164キロ)だった」とし、「その時の相手打者もまたパスクアンティーノだった」とコメント。

当の本人ヴィニー・パスクアンティーノ選手は、この事実についてXで「Wtf(なんてこった)」とスラング交じりのワードで反応しています。

またドジャースの記者キャリー・オズボーンさんは「Dodger Insider」のなかで、「ショウヘイ・オオタニの完全復帰は遠い道のりではない」と伝え、「たった2イニングの短い登板で74.1%のストライクを奪い、強打は許さなかった」と称賛しました。

「ドジャースの投手としてはまだ4イニングしか投げていないものの、オオタニのプレーはどの瞬間も見ていてとても興味深い」と述べています。

Text by 春野 なつ